少しばかりのお小遣い稼ぎをしたいという思いと、自分自身のライティング技術が評価されるのかを知りたいという思いもあってクラウドソーシングを今更ながらに始めました。
まだ始めてから間もないのでそれほど多くの気づきはありませんが、今の段階で感じたことをまとめてみたいと思います。
●文章力を評価されて挑戦したくなった
クラウドソーシング自体はサービスが提供された当初から知っていたのですが、実際にやろうと考えたこともありませんでした。
仕事柄、長文レポートを作成する機会が多く、意味が通じる文章は書けるだろうとは思いましたが、ライティングで求められている技術は違うと考えていました。
何より、ライティング案件の読者は自分が対象としてきた企業人ではなくて一般の人ですから、ビジネス文書とはまったく違う書き方をしなければなりませんしね。
そう考えていたある日、仕事上で付き合いがある人から「文章が上手だからライティングをやったらいいじゃないですか」と言われたのですよ。
社会人を始めた時の文章力の無さからすればそれなりに文章は書けるようになったとは思っていたものの、「文章が上手」と褒められたことは初めてだったので驚きました。
取引先の人だったこともあり、多少のお世辞も入っていたのかなと今では思いますが、褒められれば木に登る性格なのでお金を払ってでも文章を認めてもらえるのか試したくなったのです。
●とにかく単価が安い
早速クラウドソーシングへ登録してライティングの案件を見たところ、1文字0.1円とか0.3円という単価を見て驚きました。
一応、企業向けでライティング(あまりライティングという意識はなかったですが)を請け負ったことがありますが、そこまで安い単価を提示されたことはなかったですから。
企業から直接請け負った案件と比較するのは間違っているのでしょうが、さすがにこの単価ではいい文章を提供しようとすると割に合わないですよね。
もちろん、受注実績を積んでいけば単価も上がるでしょうし、企業案件を受注できればもっといい条件の案件はあると思いますが、始めたばかりで実績がないうちはそうそう簡単にはいかないというのは覚悟した方が良いかもしれません。
●ダメ元で好条件の案件に応募してみた
上記の通り、始めたばかりであり受注実績もなければクライアントからの「いいね!」的な評価も貯まっていないのでいい条件の案件では相手されないかもしれないと最初は躊躇していました。
しかし、それだといつまで経っても進まないし、何よりチャレンジしに来たのに何もせずにやめるのは嫌だったのでたまたま見かけた好条件の案件に応募してみました。
指定されたテーマに従って、キーワードを指定回数以上利用することを条件に文章を書く案件でしたが、指定文字数と金額だけを見ると文字単価1.5円くらいの案件です。
すでに何名も応募していたこともあり、実績などを見られると蹴られるかな、と思いながら応募したのですが、自己PRが評価されたのか採用されました。
初めての案件であったため、どのレベルの文章を書けば良いのか手探り状態でしたが、とにかくまずは書いてみることにします。
少し話はズレますが、Webサイトに掲載する文章はSEOを意識した書き方が重要であるのはなんとなく知っていましたが、SEOに関する知見がまったくないことから指定された条件を見て「細かい点をかなり意識して文章を書かなければいけないのか」と感心しながら文章を作成しました。
実際、SEO対策なのかは未だにわかっていませんが、タイトルの文字数や1文/1段落の文字数などを意識しながら文章を書くのは新鮮でした。
これまでも1文を長く書かずに適度な量で文章を分けるということは意識して書いていましたが、それを徹底するのは結構辛かったですね。
多少長くても情報を盛り込んだ方が相手のためになるだろうという考えで文章を作っていた面があるので、これから参考にしたいと強く感じました。
さて、文章を作成して納品をしたのですが、とりあえず及第点はもらえたようです。
修正する部分はもちろんありましたが、ほとんど修正が必要ないと言ってもらえたのは嬉しかったですね。
仕事では自分自身が後輩の文章を校正/修正することが多かったので、自分の文章についてアドバイスをもらえるのは久しぶりの感覚でとても参考になります。
そういう意味ではクラウドソーシングを通して再び自身の文章に対する客観的な評価をもらえるのはありがたい話です。
そして、褒められれば木に登る性格(2回目)なので、もう1件受注して納品してみました。
多少案件は選ぶと思いますが、この勢いでどんどんライティング案件をこなしてみたいと今の段階では考えています。
●ライティングを経験して感じたこと
2件やっただけで経験した気になって何を偉そうに語るのか…という話なので、あくまでも初体験に関する経験談に過ぎませんが。
文章をほとんど書いたことがないという人はまた話が違うのでしょうが、文章を書くのが好きな人であればライティング案件をこなすことはそれほど難しいものではない気がします。
もちろんクライアント次第なところはありますが、及第点をもらえた文章の自己満足度は正直低かったのですが、それでも評価してもらえました。
クラウドソーシング案件も仕事ではあるのですが、もっと金額が大きな仕事でのライティング案件の場合はもっと頭をフル回転させますし、情報収集も怠りなく行います。
金額面を考慮すると情報収集や頭を使うための時間が限られているからで、本当にいい仕事をするためにはもっと金額をもらわなければどうしようもないのが実情です。
WELQ問題など、不正確な情報がたくさん入っているとか無断転載しているといった問題が発生したのが安い単価に寄るものであったのは間違いないでしょう。
ただ、実際に書いてみて情報収集を丁寧にすればするほど割に合わない気持ちが増してくるのを実体験してみると、「そりゃ楽をしようとするわ」と言うのが本音です。
WELQ問題などが発生した当時の文字単価が今とどの程度異なるのかは知らないので比較することはできませんが、現在の文字単価で考えても腰を据えてじっくりと取り組むのが難しいのは変わらない気がします。
クラウドソーシングだけで生活費を稼いでいる人の場合、ある程度の額を稼ごうと思えばどんどん案件を受注して数をこなすしかないでしょう。
内容がきちんとした文章を書くことができればいいですが、文字数1円を超える案件をしっかりと抑えられるまでは文章の体裁を整えることしか注意を払えそうにありません。
1回は文章を書きまくればどの程度1カ月で稼ぐことができるのか試してみたいと思いますが、満足度が低い文章をインターネット上に拡散してしまう点は少し罪悪感が湧きそうな気はします。
ま、とりあえず試してみたいという気持ちのほうが強いですけどね。
●ブログを書き続けてみたいと考え始めた
ブログを継続して書いていきたいと、これまでも考えては続かないを繰り返してきました。
よくあることだと思いますが、ブログを始める時の高揚感は冷めるのも早いのですよね。
そして、ブログになるとどうしても仕事とは違って思いつきでダラダラと書き、見直しをすることもなく投稿すること多いです。
そのような文章を読みたいと考えてくれる人は多いはずもなく、PVをまったく集めることができないブログが完成するわけですよ。。。
このブログも基本は思いついたことをダラダラ書いてきたのですが、今回ライティングを経験したことで意識を変えてやっていけたらと思い始めています。
PVを集めたいというブログではないので万人受けするようなネタを書きまくるという方向性に変えることはないと思いますが、文章の目的や構成を先にきちんと考えて、投稿する前には見直しをするといったことは実践していきたいです。
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